20190820
わかったこと
なんか基礎的なこと
存在量化子と全称量化子の間を取るのが確率なのかも.
以下の二つはどちらもtrueかfalseである.
- ∃x∈X:f(x)
- ∀x∈X:f(x)
P({x∈X∣f(x)})のように確率を使って,この間を取ることができる.1なら下が成り立つと解釈してもいいし,0じゃないなら上が成り立つと解釈してもいいだろう.
二変数以上の場合を考えると,全称と存在を述語に入れなければならないケースが出てくる.以下の二つの述語を考える.
- ∃x∈X:f(x,y)
- ∀x∈X:f(x,y)
例えば,fx(y)=f(x,y)という述語が成り立つ確率を知りたい場合は,
P({y∈Y∣∃x∈X:f(x,y)})=P({y∈Y∣∨x∈Xf(x,y)})=P(∪x∈X{y∈Y∣f(x,y)})≤x∈X∑P({y∈Y∣f(x,y)})
と,上界を出すことができる.
全称の場合はこんなにうまく出せないので確率の性質P(Y)=1を使う.
∀x∈X:f(x,y)の否定は,∃x∈X:¬f(x,y)なので,上と同様にして,
P({y∈Y∣∃x∈X:¬f(x,y)})=P({y∈Y∣∨x∈X¬f(x,y)})=P(∪x∈X{y∈Y∣¬f(x,y)})≤x∈X∑P({y∈Y∣¬f(x,y)})=:δ
となるので,
1−P({y∈Y∣∀x∈X:f(x,y)})≤δ⇔P({y∈Y∣∀x∈X:f(x,y)})≥1−δ
と書ける.これはめちゃめちゃ使うので理解しないといけない.
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